老後の住まいは老人ホームか賃貸を希望。
NHKのクローズアップ現代で80代の女性が部屋を探しているが高齢者の孤独死を厭う家主の思いがあってなかなか見つからないというシーンを見た。
叔父の死の後始末をする羽目になった私の実感から、不動産を残されても後始末をする人のことを考えるならば、不動産を処分した後、高齢者施設がベスト。
もちろん、売れる不動産ならば話は別だ。
田舎で売れない不動産の後始末をする、もしくは不動産があるがための税金、保険、メンテナンスの費用を考えると、売れないような不動産は残してはいけない。
私は母が存命のため叔父の相続人にはならず、母も相続放棄をして、相続財産管理人の選定までやったので不動産の始末はせずに済んだが、不動産なんて自分が住むならまだしも処分することを考える不動産は負動産以外のなにものでもない。
できることならばできるだけ長く自分の住まいで暮らしたい思いはある。
しかし、老後は賃貸は難しいという話はよくきく。
番組のように貸主からしたら孤独死されたらたまったものではないという気持ちはわかる。腐乱していると掃除ではどうにもならないらしいし。
ただ、独り身で後をみる人がいないのに家を購入するのは叔父の死後の後始末にかかわって悪手だとおもった。
私は可能な限り賃貸で、そして一人が無理になったら高齢者施設へ行くというのが希望だ。
賃貸はURなら高齢者でもいけるという話をネットで見た。
お金がないといけないらしいので、お金を貯めないといけないけれど。
高齢者施設はどんなに良いところであっても所詮集団生活だ。
都会の高級な施設は違うかもしれないけれど、私の手の届く程度の田舎の高齢者施設では集団生活といえると思う。
一人で気楽に生きてきた自分が集団生活に苦痛を感じるであろうと簡単に想像できる。
高齢者施設には申し込んでもすぐに入居できないので、入居の申しこみだけは早めにする。
そして、可能な限り一人で暮らす。
高齢者施設でも看取りをやっているところとやっていないところがあるので、場合によっては最後は高齢者施設を出て病院で最後を迎えることになるかもしれない。
ただ、わたしの死後の後始末をする人のことを考えて、最後はできるだけ身軽になっていないといけないとは思っている。