老後も田舎で暮らす

思いついたことをつらつらと

何年経っても、何度も何度も聞かされる。父にとっての衝撃的な出来事。

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また、あの話が出てきた。

何年といわず、もう二十年くらい前の話。

何度も何度も聞いた。

 

ご近所のAさんは当時、一人暮らし。

母と出かけていた時に鍋を火にかけたままの気がするので、母に私の父に連絡して、大丈夫か確認してもらうように頼んでほしいと言われたそうだ。

ご近所にはAさんの親類も住んでいたし、女性の友達のBさんもいるから、その人たちに頼む方がいいではないかと聞いたものの、あの人たちには見られたくないから、どうしても父に頼んでほしいと言われ、父に連絡して確認に行ってもらったそうだ。

火の元は大丈夫だったが、それから父は何度も何度もこの時の話をする。

 

いくら外面よく、身ぎれいにしていても、あれはない。汚すぎる。

油汚れでギトギト、べたべたしていた。

料理をあそこで作っているとか信じられない。

 

何度も何度も同じ話を聞くので、父にとってよほど衝撃的な場面だったのだろう。

 

ちなみに実家の台所の清潔さは私基準ではアウトである。

その台所よりはるかに汚いというのだから、相当である。

 

使い終わった物からどんどん片付けていけば洗い物もたまらないし、食べ終わった後に片付ける時に流しはもちろん、グリルやコンロ周りも拭いておけば、汚れもたまらない。

ベタベタ汚れが固まるまで放置するから、どんどん汚れをよんで蓄積すると思う。

触ってベタベタすると使う時に気になるだろうに。

なによりいつも綺麗な方が気持ちいい。

いつも使うのだから、ショールームのようにキラキラしていなくてもいいのだ。

ほどほどに綺麗なら。

 

緊急事態で家に誰かが入ってくる事態になったとしても、恥ずかしくない程度には家の中は綺麗にしておいたほうがいいと思う。

 

父のように、他人には言わなくても、家庭内で衝撃的な汚さをいつまでもいつまでも語る人がいるかもしれない。

Aさんは父がもうすっかり忘れていると思っているだろうけど、それはちがう。