老後も田舎で暮らす

思いついたことをつらつらと

遠い田舎の墓については家族で墓じまいか改葬について話をしよう。

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墓じまいは墓石におさめられた遺骨を永大供養すること。

改葬は現在の墓石におさめられた遺骨を別の墓に移動させること。

 

田舎にいると自分家の墓以外の近場にいない遠縁の墓の世話をもなし崩しにする羽目になる。墓参りの大変さを簡単に考えているのだ。普段やらない人たちは。

老人がお盆の時期はうだるような暑さの中で、年末は凍えるような寒さの中で掃除をする。

両親には数年前に遠縁の墓の世話をするのをやめてもらった。

手伝える時には墓の掃除を手伝っていたが、私でさえつらいのに歳をとった両親にはさらに堪えるにちがいないのだ。家の墓だけで十分だろうと遠縁の墓の世話はもう無理だと断ってもらった。

墓参りはもちろん盆、暮れ2回だけではないし。

一軒は盆暮れに3000円くらいの品物を送ってきていたが、割に合わない。花、柴、樒が無料だとでも思っていたのだろうか。

墓参りをやめると連絡したら、それっきり何も送ってこなくなった。

ついでの時でいいからとお参りしておいてといっていたところよりましだけれど。

 

自分で頻繁に墓参りができないほど遠い墓は、墓じまいをするか近場の墓に改葬するかを考えてほしい。墓参りをさせられる田舎の人間が迷惑をしている。

業者に墓参りを頼む場合はきちんと頼まないと盆のほおずきが盆を過ぎてもいつまでも下げられないままになっているのを見かけたりする。

かなり目立つ。枯れた花や柴や樒がいつまでも残っているのも。

 

私は家の墓も墓じまいをしようと何年も言い続けているのだが、先送りにされている。

誰が墓参りをするのだ。私が死んだら誰も墓参りをする人はいないぞ。

祖父の50年忌が終わったらって、まだ何年もあるのに。

墓じまいは実行までの同意を得るハードルがなかなか高い。