老後も田舎で暮らす

思いついたことをつらつらと

平松 類「老人の取扱説明書」を読む。老化に対する見識を深めよう。補聴器の購入補助についてもお話するよ。

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平松 類「老人の取扱説明書」を読んだ。

以前、少しばかり眼圧が高いという検査結果に恐れおののいて、YouTube緑内障や眼圧について調べていた。その時に平松先生のYouTubeを見つけてから、よく先生のチャンネルを見ている。こんな本を上梓されていたとは知らなかった。

 

お互いの意思疎通に問題のある両親に読ませようと思う。

高度難聴の父は母のはなしがよくわからないらしい。

母は父に無視されるといって、私に電話をかけてきては父の文句を言う。

父は父でお母さんの声はわからないと文句をいう。

老化への対応方法のコツを少しばかり学ぶだけで、気持ちよく過ごせるなら、

老化についてもう少しお互い学んだらいいんじゃないかと思う。

 

この本の内容で知らなかったこともかなりあったので、今後、両親と会う時は

気にかけてみようと思う。

 

www.sbcr.jp

 

耳が聞こえにくいと認知症になりやすいとは知られていることだと思う。

人とコミュニケーションがとりにくく、孤独になりやすい。

音が聞きづらいので、音楽もテレビも十分に楽しめないし。

 

この本で補聴器購入の補助のことが知られていないことに触れられていたので、体験談をひとつ。

 

聴覚障害の手帳の交付を受ければ、補聴器の購入に補助がでる。

実際に父はこの制度を利用して片側の補聴器を購入した。

補聴器店の人の話では、通常は両耳で申請しても片側しか許可が出ないという話だった。

安いものでも補聴器は片側、数万円はするものなので、補助が出るのはありがたい。

購入までの時間は申請してから市町村の窓口と病院とを行ったり来たりで3月以上はかかったと思う。

 

補聴器の補助が受ければということで、聴覚障害手帳の申請をしたが、

NHKは思わぬ副産物だった。

 

www.nhk.or.jp

 

聴覚障害手帳の申請から補聴器の購入までの流れ

  1. 申請書を市町村の窓口でもらう。(はじめは障害者手帳の申請でというと、窓口の人に書類を出し渋られたそう。補聴器の購入の補助で申請したいんですというとすんなりくれたらしい)
  2. 診断書・意見書を耳鼻咽喉科の先生に記入してもらう。(病院はどこでもいいわけではなく、判定する資格がある先生がいる病院で)
  3. 市町村の窓口に記入された診断書・意見書と申請書を提出。
  4. 手帳の交付をうける。
  5. 市町村の窓口で補聴器の支給を申請するための書類をもらう。
  6. 耳鼻咽喉科の先生に補装具交付意見書を書いてもらう。
  7. 補装具交付意見書を補聴器購入予定店に持っていき、補聴器の見積書をもらう。
  8. 市町村の窓口へ申請書、意見書と見積書を提出。
  9. 補装具費支給券が発行される。
  10. 補装具費支給券をもって、補聴器購入予定店へ行き、補聴器を購入。

 

購入までの道のりは思ったより長い。

病院には指定の業者が入っているようで、その業者から補聴器を購入。

補聴器の貸出しがあった。

補助がでる補聴器はどれでもいいというわけではなく、指定モデルが決まっている。

片側は補助を使って、もう片方は実費購入した。

 

補聴器の耐用年数は5年くらい。

一度購入したら一生ものというわけではないのと、父は落とす、なくす可能性がおおいにあるので、もう片方の補聴器も補助がでたものと同じモデルの安いものだ。

 

購入の参考になれば幸いだ。