老後も田舎で暮らす

思いついたことをつらつらと

老人ホームは申し込みは簡単ですが、入居までのハードルは高いです。

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叔父のために新たに老人ホームを探すことになった。

私のように市の介護福祉課で相談したら、いくつか候補を挙げてくれるかもなんて淡い期待はしてはいけない。そんなものはなかった。

市内の高齢者施設のリストはもらえるが、自分で連絡を取って自分で入居できるか交渉をしないといけない。

ネットを駆使して、市からもらった高齢者リストと照らし合わせて候補をしぼる。

一番は利用料金。

叔父の年金で賄えるところ以外はどんなに良さそうなところでも論外。

蓄えがほぼない状態であったのと、いつまで生きるか先が見えない状態で年金で賄えない施設に入れる選択肢はなかった。

次に私が行きやすい場所にあること。

施設に入れたが最後ではなく施設に通う必要があるので、私の家からのアクセスがそれなりに良いところでないと私が大変。

私の家から近く、料金もなんとかなりそうな施設に見学の申し込みのアポを入れた。

ここに決まればいいなぁなんて、初めての見学にドキドキしながらも楽観的だった。

施設の設備も申し分なく、脱走も簡単にできないような工夫が施されていて、一番の候補だけにここに決めたかった。

ところが、面談で利用料金は問題なく支払えると双方合意したが、認知症が問題だった。ほかの入居者が厭うような状態であればちょっとと入居を渋られた。

一応、申しこみだけは受けてもらえたが、ここで入居の現実を知る。

そう、入居待ちがあるということである。

当然ながら、誰かが退去しないと部屋は空かない。亡くなるか病院へ長期入院での退去だ。その待ち行列が予想以上に長い。この時点で数年待ちの予想。

後ろ髪をひかれる気持ちではあるが、数年なんて待ってらいられない。

即入居、もしくは2か月、3か月くらいで入居できる施設じゃないと無理。

待ちでも構いませんのでよろしくお願いしますと言いながら、別の施設を探さないとと頭のなかでは次はどうしようと考えていた。